エコツーリズム認定へ八ケ岳観光圏ガイド養成

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観光業が収益を上げる方法などについて講演する山田さん

原村、富士見町、山梨県北杜市でつくる「八ケ岳観光圏」は、環境にかかる負荷に配慮しながら地域の自然や歴史文化を学び楽しむ「エコツーリズム」の対象地域として環境省から認定されることを目指している。認定に向けて、27日、八ケ岳地域で活動するガイドを養成する講習会を同村の八ケ岳自然文化園で開いた。3市町村の22人が参加し、観光を通じて持続可能な地域づくりを実践する方法やガイドに必要なスキルなどを学んだ。

29日までの3日連続講座。初日はスイス在住で政府の観光カリスマに認定される山田桂一郎さん(58)らが講演。名峰マッターホルンの麓のツェルマットでハイキングやスキーのガイドを務める山田さんは、観光業が収益を上げるノウハウなどを語った。

山田さんは、国内人口は減っており新規開拓だけで成立するビジネスはないとし「顧客を1回つかんだら離さないことが大事」と強調。特に観光客と過ごす時間が長いガイドは重要で、さらに「住民が八ケ岳が好き、いいでしょと言うことも大事」と伝えた。

傾向としては「遠方からの観光客ほどお金を消費したがる」といい、さまざまな価格のツアーを用意し、市場の最高級品を引き上げるべきとも主張。マッターホルンを目的に観光客が来てもお金を落とすかは別とし、「地域を育てるために観光をどう使えばいいか考えて」と呼び掛けた。

このほか屋久島や軽井沢で活動するガイド2人も講師に招いた。ガイドに必要なスキルをワークショップを交えて学んだほか、28日は園内で班ごとにガイドの実践も行う。

認定はエコツーリズム推進法に基づいており、9月時点で全国26カ所にある。ガイド養成講習会は過去4回ほど行っており、修了生は同観光圏のエコツアーなどに参加、協力している。

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