中ア3山荘、改修着手へ 宮田村

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改修に着手する3山荘の一つ宝剣山荘

宮田村は老朽化が進む中央アルプス宮田地籍内で営業する宝剣・頂上・天狗の3山荘の改修工事を2024年度から着手する。特に緊急性の高い宝剣・頂上を優先。また将来的な3山荘の大改修を視野に、24年度から5年間をめどに毎年、1000万円ずつ基金を積み立て、事業に備えていく。

7日に開いた村議会12月定例会一般質問で、松田英俊議員の「三つの山荘は、老朽化などの課題を抱えているが、村としてどう捉え、山小屋を将来にわたりどう存続させるか」との質問に小田切康彦村長が答えた。

村によると、現在の宝剣山荘は1969(昭和44)年に鉄骨造りの施設として完成。頂上山荘は75(昭和50)年、天狗荘は80(昭和55)年にそれぞれ建設され、平地よりも自然環境の厳しい状況の中で53年~43年が経過。いずれも改修の必要な箇所が山積している状況という。中でも、頂上山荘は谷間に立地するため、降雨や雪解け水が床下を流れ、床が湿気による傷みにより全体にゆがんでいる状態。宝剣山荘と頂上山荘は、出入り口もゆがみが激しく戸がきちんと閉まらないため、これらを先行して直していく方針という。

今夏の山荘および周辺のテントサイト利用者は約2万5000人と昨年比43%の増。コロナ禍前の2019年と比べても29%増で、今後も需要の伸びが予想され、多くの利用に対応できる施設整備が必要とされていた。

小田切村長は「3山荘は村民にとって大切な財産」とし「将来は大改修が必要となるが一度にはできない。地道に積み立てをしながら備えていきたい」と話している。

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