ルソーの習作を公開 ハーモ美術館

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展示が始まったアンリ・ルソーの作品「”セーブル橋の眺め”のための習作」=ハーモ美術館

展示が始まったアンリ・ルソーの作品「”セーブル橋の眺め”のための習作」=ハーモ美術館

下諏訪町のハーモ美術館(関たか子館長)は、新たな収蔵作品として、素朴派の第一人者アンリ・ルソーの油彩画「”セーブル橋の眺め”のための習作」(1908年、縦19・2センチ、横27・3センチ)の公開を始めた。モスクワのプーシキン美術館が所蔵する油彩画「セーブル橋の眺め」の習作にあたる作品。裏側に、この絵を知人に贈るために記した直筆と思われるメッセージとサインが入った貴重な作品だ。

昨年6月にロンドンのオークションで落札。その後、半年間にわたり修復作業を行い、今年1月1日から展示を始めた。ルソーは現存作品が少ない作家の一人で、世界中でも300点前後しか残っていない。同館では、主軸作家として当初からコレクションに力を入れており、今作で9点目となった。

プーシキン美術館の「セーブル橋の眺め」が縦81センチ、横100センチの大型で色鮮やかに描かれているのに対し、新収蔵の習作は小型で、色彩もモノトーンに近い。しかしながら、美術関係者が用いる図録などの文献にも掲載され、著名な展覧会に多数出品された経歴を持つという。

同館では「数少ないルソー作品の中でも習作は珍しい。さらにメッセージやサインが入り、額が当時のままの作品は、学術的にも貴重といえる。主軸作品の充実で、鑑賞の魅力がより深まった。他の作品も含めてじっくりと楽しんでもらえたら」と話している。

展示に関する問い合わせは同館(電話0266・28・3636)へ。

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