マラソンランキング80歳1位 小口親司さん

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長男の秀哉さん(左)とともに諏訪湖畔をジョギングする小口親司さん

岡谷市長地柴宮の小口親司さん(81)が、市民ランナー向けの月刊誌「ランナーズ」の全日本マラソンランキングで80歳の部1位に輝いた。昨年の長野マラソンで日本最高齢での3時間30分切りを達成したという小口さんは、今後の目標に85歳以上の世界記録(3時間56分38秒)更新を掲げ「挑戦する気持ちが一つのモチベーションになる。体力の衰えは努力と気力でカバーしたい」とますます意気盛んだ。

ランナーズの全日本ランキングは2016年4月~17年3月に開催された国内外のフルマラソンの完走記録データを集計し、男女とも「1歳刻み」で順位を掲載。7月号ではランキングに関連して注目ランナーを特集しており、小口さんは53歳の部で5位に入った長男の秀哉さん(53)=下諏訪町西赤砂=とともに紹介された。

小口さんのランニング歴は20年。還暦を迎えた60歳の時、健康づくりのために走り始めた。翌年から出場した諏訪湖マラソンでは男子60歳以上の部で連覇を果たした経験もあり「練習をすればタイムが伸びて成績もついてきた。それが張り合いでのめり込んだ」。フルマラソンには62歳で初めて挑戦し、長野マラソンは1999年の第1回から今年の大会まで19回連続出場。昨年4月の大会で3時間29分57秒をマークした。

毎日10~15キロのランニングを欠かさず、大会前には月間500キロ以上走る。75歳からは陸上の専門知識を持つ秀哉さんから練習メニューのアドバイスをもらい、10~30キロを500メートル歩いて2000メートル走る変化走、プールでの水中ウォークなど故障予防にも役立つ練習を取り入れた。「それまではただ距離を踏むトレーニングをやっていたぐらい。新しい練習は新鮮だったし、効果も大きかった」と小口さん。「80歳で3時間30分を切れたのは秀哉君のおかげ」とコーチ役を買って出てくれた息子に感謝する。

県縦断駅伝に全諏訪の一員として14度の出場経験がある秀哉さんは「年齢を重ねても気力が衰えないのがすごい。何かに夢中になって生きる人生は有意義で、自分もそうありたいと思う」と話し、80歳をすぎてなお競技者であり続ける父の姿に刺激を受ける。ここ数年は親子2人で旅行を兼ね、遠方のマラソン大会に出場するのも楽しみの一つになっているという。

「朝起きると今日はどこを走ろうとか、調子はどうかなとか、頭の中は走ることでいっぱい」と笑う小口さん。今月に入ってからは10月の第1回松本マラソンに向けて本格的な練習をスタートさせた。「今からわくわくしている。目標は70歳以上の部入賞と3時間30分切り」。自己と記録への挑戦を原動力に、今日も走り続ける。

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