藻刈り舟の復元大詰め 諏訪市セーリング協会

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藻刈り舟の復元作業をする諏訪市セーリング協会メンバー

NPO法人諏訪市セーリング協会が、同市福島区から引き取った木製の藻刈り舟の復元プロジェクトが大詰めを迎えている。1980年ごろまで使われた舟を復元し、諏訪湖や流入河川の水環境の改善や子どもらの体験活動に活用する。10日には協会メンバーが同市の諏訪湖ヨットハーバーで作業をした。今月下旬に完成する見通しで、12月2日に進水式を行い、クロモなどを除去する予定。

旧藻刈り舟は1955年ごろ導入し、舟渡川流域の福島、文出、下金子の3区で管理してきた。護岸整備が進み、80年ごろからは使う機会がなくなった舟を同協会が昨年12月に引き取った。

新たな舟は全長4・5メートル、幅1・5メートル、舟底からの高さ45センチの旧藻刈り舟の形状で復元。旧舟の一部の材木を再利用する計画だが、ほぼ全体を新たに復元する。藻を刈る器具は発電機で動かしていたが、子どもたちが安全に操作できるよう手動式に切り替える。舟につないだ鎖に取り付けた鉄板に刃を備えて湖底を引きずり、水草ヒシなどを根から刈れるようにする。

協会は夏ごろから復元作業を開始。メンバーで大工の宮坂武治さん=茅野市=を中心にスギの板を組んで舟の形に。10日は舟の隙間を詰めるためにパテを塗り、防水対策としてガラス繊維を張り巡らした。

来年度以降は定期的に水草ヒシなどの除去に生かす。団体に貸し出すことも想定し、子どもらに刈る体験をしてもらう。同協会の横山真会長=諏訪市=は「水草刈りを通して諏訪湖に触れ、湖に関心を持ってほしい」としている。

進水式は2日午前10時から、諏訪湖ヨットハーバーで行い、引き続きクロモなどを除去する。申し込みが必要だが、当日参加もできる。併せて舟の名称を公募し、採用された人には同協会が記念品を贈る。

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