やってみる精神大切 上伊那移住×起業シンポ

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シンポジウムのパネル討論で仕事のやりがいや上伊那の魅力を語る女性たち

上伊那地方で活躍する女性に焦点を当てた「上伊那移住×起業(くらしとしごと)シンポジウム」は10日、伊那市西春近のかんてんぱぱ西ホールで開いた。地元農産物で加工品を作ったり、地域に根差した事業を手掛けたりする20~30代の女性5人がパネル討論。起業・移住に至った経緯や仕事のやりがい、自身の夢を語り、農作物のおいしさと人の温かさにあふれた上伊那の環境の良さや、「やってみる精神」の大切さを伝えた。

県上伊那地域振興局などの主催。県外に進学・卒業後、戻ってくる女性が少ないという課題を踏まえた。地元の高校生や大学生を含む約100人が聴講した。

移動販売の甘酒屋を営む辰野町の白鳥杏奈さんは、名古屋の調理師学校を卒業後にUターン就職。「辰野の食材だけで作った甘酒をいただく機会があり、おいしさに衝撃を受けた」 と起業のきっかけになった出来事を語り、「難しそうと思いましたが、祖母にも背中を押され、やってみようとなりました」と話した。

ジビエの魅力を発信する中川村地域おこし協力隊の高橋詩織さんは「文化が根付く南信でジビエの仕事がしたかった」。伊那市西箕輪でクラフトビールの醸造所を開業した冨成和枝さんは「ビールで作る人、飲む人、皆をハッピーにしたい」と夢を語った。

3年前に家族と古里・上伊那に戻り、こだわりのジャムづくりをするのは宮田村の溝口茉美香さん。主に農園訪問と対話で原料を仕入れているとし、「他の人の幸せまでも願ってくれる、温かい人ばかり」と、上伊那の人の恵みにも感謝した。

飯島町で結婚支援やシェアハウスの運営をする木村彩香さん=神奈川県出身=は、失敗とリスクを問われると「失敗を失敗と考えない。全てを前向きに捉えています」ときっぱり。伊那市長谷で「蔵の宿みらい塾」を経営する市ノ羽幸子さんは講演で、「いい人たちと出会って、いまがある。素晴らしい出会いへ、常にアンテナを張っていて」と呼び掛けた。

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