JR飯田線沢渡駅 待合所、トイレ建て替え

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伊那市は今年度、同市西春近のJR飯田線沢渡駅の待合所とトイレを建て替える。飯田線と並行して走る行政区間縦断バス「伊那本線」との結節を図り、JR、バス双方の利用者の利便性向上につなげる狙い。今年度一般会計当初予算に建設費4500万円を計上。7月ごろ着工し、年度内の利用開始を目指す。

同市は箕輪町、南箕輪村との伊那地域定住自立圏事業の一環として3市町村を縦断する伊那本線を2017年4月に運行開始。沢渡駅は伊那本線の停留所と結節している。JR東海は駅のコンパクト化工事として駅舎やトイレを撤去し、スロープなどを設置することになり、市はこれに合わせて定住自立圏事業と共用の待合所やトイレを一体的に整備することを決めた。

計画では、待合所、トイレは線路西側の駅舎跡地に建設し、木造平屋建てで、延べ面積は約82平方メートル。待合所は八角形の外観で、地元産材を利用して木質化を図る。ベンチのほか、壁面には地元伊那西高校生徒らの美術作品などを展示するスペースも設ける。トイレは男性用、女性用、多目的トイレを整備する。

既に駅舎やトイレは取り壊され、現在はスロープの設置工事が6月までの予定で進められている。市はこの工事が終わり次第、待合所などの工事に取り掛かる 考えで、7月ごろの着工を目指して発注などの準 備を進めている。建物の設計、工事に要する費用は伊那市が負担し、箕輪町、南箕輪村の負担はない。用地はJRの所有地で、使途に応じた借地料が発生するため、今後協議するとしている。

市は沢渡駅を伊那本線との結節点として重視。周辺整備に向け通学の最寄り駅となる伊那西高の生徒や地元住民らによるワークショップを開いて意見を聞き、検討を進めてきた。昨年度に実施設計を行い、今年度着工の運びとなった。市は木質化により地元産材の利用促進へのPRにもつなげていきたい考えだ。

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