2019年09月16日付

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電気がないと暮らしが成り立たない都市生活のもろさを痛感する。千葉県内で続く台風15号による大規模停電。復旧が大きく遅れる地域もあるという。想定外の停電の長期化は住民に生活の困難さをもたらしている▼強風で配電線が損傷したことや倒木でふさがれた道路が多いことなどが作業が思うように進まない原因という。だが熱中症の疑いで死者も出ている。一日も早い復旧が待たれる▼県内自治体からも給水車による給水支援やペットボトルの水を送るなど支援の輪が広がっている。初の週末を迎えて雨に備えて家屋の応急処理などボランティアの活動も始まった▼倒木による停電というと昨年茅野市や富士見町、原村などでも起きたことが記憶に新しい。9~10月に発生した台風21、24号は倒木による電線断線などで大規模停電をもたらした。9月30日~10月1日に県内を通過した24号では3市町村などで数日間にわたり最大約2万戸に上る停電が起きた。「倒木停電」は人ごとではない▼それを教訓に今月初旬には倒れる危険がある木を事前に切る「予防伐採」が始まった。台風シーズンを迎えている。予防伐採を進めることで、停電を最小限に食い止めることができる。減災の取り組みとして有効だ。県森林づくり県民税(森林税)を財源にする。停電は断水などにもつながる可能性がある。ライフラインの維持へ対策を強化する必要がある。

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