生産多め「天出し」始まる 茅野

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冬の寒さを利用した諏訪地方特産の角寒天作りが始まった。茅野市宮川の「イチカネト」の寒天工場では10日、生天を干し場に並べて寒風にさらす「天出し」作業を始めた。寒さが一層厳しくなる2月上旬まで、わらを敷き詰めた干し場に冬の風物詩の寒天作りの風景が広がる。

前日、窯に火を入れ製造開始。原料のテングサとオゴを煮込み、ろ過して、もろぶたという箱に流し込んで固めた生天。10日は、10人で作業を行い、天切り包丁で切った棒状の生天を、木枠を使って専用の台に並べていった。夕方には台を干し場に広げ、日中は積み重ねるなど、天候を見ながらの作業をしながら、凍結と融解を繰り返し、2週間ほどで徐々に水分が抜けて角寒天になる。

同社は今季、来年の御柱祭のおもてなし料理の需要も見越して前年よりやや多めの約70万本を生産する計画。この日早朝の工場周辺の気温は氷点下1度。五味嘉江社長(59)は「まだまだ冷え込みが足りない。質の良い寒天を作るためにも、良い凍みに期待したい」と話していた。

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