給食に地場産エゴマ 辰野町農業委寄贈

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エゴマのドレッシングが利いたサラダをおいしそうに食べる両小野小3年生

辰野町の小中学校が、町農業委員会から贈られた町内産エゴマの加工品を使った給食を提供している。遊休農地対策で栽培されたエゴマの実が原料の食用油とパウダー(粉末)を生かし、主食におかず、汁物とさまざまなメニューを考案。栄養豊富なエゴマ料理が子どもたちの舌を楽しませ、地場産品を生かした食育にも役立っている。

エゴマは血流改善や脳の活性化に効果があるとされ、全国的に需要が高まっている。同委員会は2017年から、遊休農地の解消を掲げて沢底のほ場で試験栽培し、18年以降は住民へ種を無料配布して普及展開中。今年2月、子どもにも古里の農業に関心を持ってもらおうと、初めて加工品を小中学校へ贈った。

各校では夏から秋にかけて、エゴマを使った給食を実施。町教育委員会の助言を踏まえ、給食の時間などに児童、生徒へエゴマの健康効果や同委員会の取り組みを説明する。地産地消の意義についても、改めて理解を深める機会にしているという。

同町・塩尻市組合立両小野小学校では28日、食用油をドレッシングに使ったサラダを提供した。しょうゆと酢、砂糖にさっぱりとしたエゴマの食用油を合わせ、程よい酸味と甘味が食欲をそそるドレッシングが完成。キュウリやキャベツなどの野菜とあえ、寒天で食感を加えた。

同校では8月下旬にも、香ばしいパウダーを生地に練り込んだ蒸しパンを作り、児童を喜ばせた。献立担当の若林千春栄養士は「町の栄養士と情報交換して、食べやすいメニューにしようと工夫した。エゴマ料理で健康を維持し、元気よく秋の授業や音楽会へ臨んでほしい」と話した。

3年の教室では、児童20人が風味豊かなサラダを頬張って「おいしいね」と満足の表情。お代わりをした児童は「甘酸っぱい味が好き。栄養たっぷりのエゴマを食べたから、頭が良くなるといいな」と笑顔を浮かべていた。

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