茅野市がバス交通再編 無料お試し乗車

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茅野市は10月のバス交通再編に合わせ、10月3~14日の平日限定で、再編対象の路線バスに無料で乗車できるキャンペーンを行う。“無料お試し期間”を設けて再編路線の利便性を感じてもらい、新たな利用者の獲得につなげる狙いだ。

キャンペーンは、市議有志でつくる「買い物弱者問題等検討議員連盟」の提案を受けて検討。バスに乗ったことのない人にもこの機会に利用してもらおうと、思い切って「無料」にした。

市は期間中、新たなバス利用者の掘り起しを進め、再編路線の利便性やバス交通の大切さをアピールする考え。予約制の「デマンド方式」といった新しいバスの利用方法もPRする。利用者アンケートのほか、特殊詐欺の被害防止や商業の活性化につながる企画も検討している。

同市では、車社会の定着でバス利用者が減少し、不採算路線が増加。運行の収支不足を公的資金で補う状況が続いている。市は2013年、バスの利用者と事業者、行政などでつくる「公共交通検討会議」を発足。持続可能な運行体系を目指して路線を再構築した。

通学・通勤6路線は平日毎日運行を維持。重複が多かった生活の16路線は14路線に再編し、週1日運行の福祉バス「ビーナちゃん」を週2、3日運行に増便するほか、平日毎日運行だった生活路線は利用実態に合わせて原則週2、3日運行に変更した。満足度の高いデマンド方式は豊平・泉野線に加え、西茅野・安国寺線でも行う。全路線が諏訪中央病院、商業施設、温泉施設を経由し、利便性を向上させる。

運賃は、65歳以上と障害者は上限300円とする福祉バスと同じ運賃体系とし、今回の見直し路線と穴山・原村線に適用する。一般は通常の旅客運賃となる。

市によると、1便当たりの乗車人員は約6人で、収支均衡には10~15人に増やす必要があるという。市は再編後、国や市が負担する収支不足額が年間約300万円減り、6914万円になると見込む。

柳平千代一市長は「合言葉は『乗って残そう公共交通』です」と話し、大勢の利用を呼び掛けている。

キャンペーン対象路線は次の通り。

市街地循環バス、東向ケ丘線、丸山線、中沢線、御狩野線、中大塩・糸萱線、白井出線、玉川循環線、小泉・菅沢線、柏原線、北大塩・蓼科線、豊平・泉野線、西茅野・安国寺線(以上、終日)白樺湖線、北八ケ岳ロープウェイ線(以上、朝夕の通学・通勤便のみ)

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