旧東バル跡地活用へ基本計画案公表 諏訪市

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公表された諏訪湖イベントひろば基本計画案。市役所やホームページでパブリックコメント(意見公募)が始まった=諏訪市役所1階ロビー情報コーナー

諏訪市は7日、同市湖岸通りの旧東洋バルヴ諏訪工場跡地(諏訪湖イベントひろば)活用に向けて、施設整備や導入機能、民間参入の可能性を示した「諏訪湖イベントひろば基本計画」案をまとめ、公表した。諏訪地域の産業振興を図る公的機能に加え、民間活力で防災や観光などの機能を導入し、交流とにぎわいを生み出す新しい拠点を整備する。諏訪圏工業メッセ会場の工場建屋は取り壊し、新施設を建設する考えで、イベントスペースの規模は「上限3000平方メートル」とした。整備に向けた動きは2023年度以降に本格化する見通しだ。

旧東バル跡地は、06年7月に同市が取得した約7万平方メートルに及ぶ諏訪湖畔の“一等地”で、約9700平方メートルの工場建屋がある。市は19年3月に跡地活用に向けて基本構想を策定し、専門委員会の意見や市場調査を踏まえて基本計画の内容を検討していた。

基本計画案によると、公的な産業振興機能を軸として、民間活力でコミュニティー(防災)、観光、医療・健康機能の導入を目指す。機能間の相乗効果を図り、交流促進やにぎわい創出の好循環を生み出す狙い。諏訪地域の産業支援機関を集積させて情報の一元化を図り、産業間連携や経営者交流などを促す考え。

築50年以上の建屋は維持が困難と判断し、新築を基本方針に掲げた。イベントスペースの規模については、地方展示場の実績や民間事業者の意向を調査した上で、市の財政負担も考慮し、安定的に維持管理ができる規模を設定。稼働率を高めるため、多目的に使える空間を整備するほか、工業メッセなど大規模イベントについては、屋内と屋外を連動した活用も検討する。

多様な人々と情報が集まるコワーキングスペース、公的機関などが入居するオフィスの整備も模索している。今後、関係機関と協議を始め、イベントスペースの在り方を含む具体案の検討を進める。

整備に向けては、市が資金を調達し、設計や建設、運営を民間が担うDBO方式を基本とした。民間提案機能は定期借地権方式の採用を視野に入れ、民間事業者の募集方法の協議を始める。

23年度には「施設整備の具体的な条件設定と、事業者公募及び選定を開始する」とした。段階的に整備を進める可能性も示唆した。

市は7月2日まで基本計画案に対する意見を募っている。意見の提出先、問い合わせは、市企画政策課(電話0266・52・4141、内線322)へ。

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