飯島の米俵保存会 赤穂中2年の岡さん入門

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酒井代表からわら細工を学ぶ岡諒真さん(中)と弟の和摩君(左)

大相撲の土俵をはじめ、わら細工を幅広く手掛ける飯島町の職人集団「南信州米俵保存会」に、駒ケ根市赤穂中学校2年の岡諒真さん(13)が入門し、修行に励んでいる。保存会が技術の普及、継承と後進の育成を図ろうと今年6月に開設した「わら道場」に通っているもので、「将来は職人になりたい」と意気込んでいる。

模型作りなど手先の作業が好きな岡さん。根気強い性格で、母親から道場への入門を勧められた。6月から放課後や休日を活用して月に4回、飯島町にある保存会の作業場に通い、小型の猫つぐらの製作などに励んできた。

「力加減などが難しい」と感じることもあるが、わらが自分の手仕事で形になっていくことに喜びを感じ「まずは大きな製品が作れるようになりたい」と夢を広げる。

道場の受講生の中では最年少。指導する酒井裕司代表(46)は「こつこつと作業し、筋がいい。ゆくゆくは土俵も担ってもらいたい」と、若きまな弟子の熱心な姿に目を細める。

道場には、弟の和摩君(11)もたびたび同行し、兄の修行する姿を見ながら一緒に体験することも。「わら細工をやっていると冷静になれる。お兄ちゃんは頑張っていると思う」と話す。

「わら細工の業界は高齢化し、担い手がいないのも悩み。その中でこのような若い子たちが関心を寄せ、意欲を持ってくれるのは本当にうれしい」と酒井さん。「将来に誇りを持って取り組めるよう育て、次の世代へバトンタッチする役割を担ってもらえれば」と期待を寄せる。

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