2000年のタイムカプセル開封 尖石考古館

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タイムカプセル(奥の箱)の中から次々と出される小中学生の手紙など=茅野市尖石縄文考古館

茅野市尖石縄文考古館の建て替え開館を祝い2000年に行われたオープニングフェスティバルで、市内の小中学生や一般から手紙などが寄せられた「タイムカプセル」が9日、開封された。保管していた同考古館には、当時、館前に設けたポストに手紙を投函した人たちも来場。出てきた品を見て「あの時の自分」を思い返した。

ポストが設けてあったのは7月20~23日の4日間。小中学生の手紙などは約5000通とみられるという。その後、白木の箱のタイムカプセル(幅79センチ、奥行き91センチ、高さ90センチ)に納め、20年後の昨年7月20日に開封予定だったが、コロナのため延期し、この日の尖石縄文文化賞授賞式に合わせお披露目した。

式で今井敦市長は「当時の人たちがどんな思いをしていたか楽しみ。この間、人々の考え方も変わり、温暖化など地球全体も変化。これからの世界を考えるスタートになれば」とあいさつした。樋口敏之縄文まつり実行委員長は「夢が入ったタイムカプセルの開封にワクワク、ドキドキ感がふつふつと沸いてくる」と寄せた。

今井市長と元縄文まつり実行委員長の篠原敏さん(69)=同市=、カプセルを製作した宮大工の小池共平さん(80)=諏訪市=の3人が一緒に上ぶたを開けた。中には宮川、金沢、永明小学校や長峰中学校名が入った封筒のほか、ポスターやカセットテープなども入っていた。

出てきた手紙などを確認するため、この日の持ち帰りは不可とし、整理後、考古館で公開する計画。詳細が決まり次第、市ホームページで知らせるという。

開封の瞬間を見守った市職員の島立広樹さん(32)は北山小5年時に手紙を書いた。「20年後にどんな仕事をしているか、どんな暮らしをしているか自分へ質問したような気がする」。小林瑞恵さん(63)は夫に宛てて書いた手紙や同僚と撮影した写真に思いをはせた。

タイムカプセルを自宅で作った小池さんは「20年たち自分がこの開封に巡り合えるかどうかと思いながらの作業だった」と懐かしんだ。

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