木喰上人と下諏訪宿 まちあるき案内冊子制作

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木喰上人を知ってもらおうと制作したまちあるき案内冊子(左)と改訂版絵本(右)を手にする小松秀夫会長

下諏訪町の下諏訪宿横町木の下まちづくり協議会(小松秀夫会長)は、江戸中期に仏像を彫りながら全国を行脚した「木喰(もくじき)上人」と下諏訪宿との関わりをまとめたまちあるき案内パンフレット「木喰編」を制作した。町内の観光案内所や観光施設などに置き、地元住民や観光客らに下諏訪の歴史を広くPRする考えだ。

木喰上人は江戸中期に甲州(現在の山梨県身延町)で生まれ、14歳で江戸に出た。22歳で真言宗の僧から教えを受けて仏門に入り、45歳で五穀や塩気などを断つ戒律「木喰戒」を受け、僧名を「行道」とした。その後、遍歴をするようになり、全国を回りながら仏像(木喰仏)を彫って歩いたという。

小松会長によると、木喰上人は遍歴で全国各地を回っているが、5回も訪れた場所は下諏訪宿だけだという。町内には木喰上人が彫った素朴で味わい深い仏像や仏画が数多く残されているため、同会は下諏訪宿との関わりの深い木喰上人について多くの人に知ってもらおう-と、まちあるきのガイドブックとしても使えるパンフレット「木喰編」を作成した。

冊子はA5判、8ページ、カラー刷りで、町の「未来へつなぐ歴史文化伝承事業」の補助金を活用して1000部製作。▽木喰上人にとって下諏訪は第二のふるさと▽御嶽講との強いかかわり-の二つの観点からまとめられており、町内に残る木喰上人の作品も写真入りで紹介し、木喰上人に関係した場所を記した地図も掲載した。

同会は、冊子の制作に合わせ、2008年に出版した絵本「仏になって仏を彫った木喰上人」の改訂版を新たに1000部製作。地域の子どもたちにも木喰上人について知ってもらおうと、今年の町内小学校の卒業生に絵本とパンフレットをセットにして贈呈する考えだ。

小松会長は「木喰上人と下諏訪との関係を掘り下げることで郷土の歴史や文化への意識を高め合い、後世へと伝承されることを期待する」「冊子がきっかけで一人でも多くの人が下諏訪を訪れるようになれば」と話している。

■6、13日に講座

同会は3月6、13の両日、木喰上人に関する講座も開催する。いずれも会場は花屋茂七館で、時間は午後1時30分から。定員は15人。事前申し込みが必要。申し込み、問い合わせは小松会長(電話0266・27・5911)へ。

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