2022年4月16日付

LINEで送る
Pocket

地方では車が欠かせない。特に農村部に住んでいれば通勤や通院、買い物、ちょっとした用事なども車なしではできない。自転車に乗ったのは学生まで。運転免許を取ってからはほとんど自転車に乗った記憶がない▼車を運転していると自転車はどうしても危なっかしく見える。ヘルメットをかぶっている人はいるものの、体を覆う物はなく、転んだり、車と衝突したりすれば無傷では済まない▼大阪では痛ましい事故が起きた。母親が運転する3人乗り自転車が転倒、前の座席に乗っていた3歳の男の子が路上に投げ出され、トラックにひかれて死亡した。亡くなった子の無念、親の悲しみを思うと、同じ親として胸が締め付けられる▼この母親もきっと子育てに奮闘していたことだろう。わが子が小さかった頃を思い出す。当時は育休などの制度はなく、共働きのわが家は生後すぐ民間の保育園へ預けた。お迎えは時間との戦いである。何とか仕事を終え、急いで保育園へ。だがぎりぎりになることもしばしば。保育園には何度も迷惑をかけた。それでも先生はいつも笑顔で出迎えてくれた。そのやさしさにどんなに救われたことか▼子どもは地域の宝でもある。子どもを乗せた自転車を見掛けたら、車の速度を少し落としたり、道を譲ったりしてあげたい。ちょっとしたやさしさを持ち寄り、みんなで子育てを応援する、そんな温かな社会にしていきたい。

おすすめ情報

PAGE TOP