国道20号諏訪バイパス 「山側ルート」で整備

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国道20号諏訪バイパスルート帯

国道20号諏訪バイパスルート帯

国土交通省は4日、国道20号諏訪バイパスの未着手区間(諏訪市四賀―下諏訪町東町間約11キロ)について、1972年に都市計画決定されたルートに比べて山寄りを通る「山側ルート」でバイパスを整備するとの対応方針を決めた。これで2013年から3年にわたる計画段階評価の手続きが終了。事業化に向け、環境影響評価(アセスメント)や都市計画の変更手続きに入る。

山側ルートは下諏訪町東町から同国道の北寄りを通って諏訪市に入り、大和や湯の脇、上諏訪・角間沢、四賀の山寄りを経て飯島交差点に接続する。現在は500メートル幅のルート帯で示している。

国は、高台にバイパスを設けることで国道が浸水した際の代替路を確保し、国道の渋滞解消にもつなげたいとする。移転を含む影響家屋は約210棟、事業費は約700~740億円と試算している。

計画段階評価は、地域課題を踏まえて事業の妥当性などを検証する手続き。国は地域住民や事業者の意向を把握するアンケートを2回実施。4月に行われた第3回関東地方小委員会で対応方針案が了承されていた。

同省長野国道事務所によると、今後は環境アセスを進め、並行して都市計画変更の手続きに着手し、詳細ルートを決める。環境アセスは一般的に3年以上かかるとしている。

対応方針決定を受け、金子ゆかり諏訪市長は「うれしく思う。今後、ルートや構造が見極められていく段階に入る。地元の皆さんと意思疎通を図ることが大切になる」、青木悟下諏訪町長は「事業化に向けた大きな前進であり、うれしい。国には引き続き、環境アセスなど今後の手続きを推進していただきたい」と述べた。

同バイパス建設促進期成同盟会の山田貞幸会長=下諏訪町小湯の上=は「対応方針が正式に決まり、大変ありがたい。期成同盟会としてできることに一つ一つ取り組み、早期建設につながれば」と話した。

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