経ケ岳植物園を再生 西箕輪地域協が整備

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伊那市西箕輪地域協議会が整備した経ケ岳自然植物園の広場。新たにテーブルとかまどを設置した

伊那市西箕輪地域協議会が整備した経ケ岳自然植物園の広場。新たにテーブルとかまどを設置した

伊那市西箕輪地域協議会は、地元の経ケ岳自然植物園ににぎわいを取り戻そうと大規模に整備を行った。施設の老朽化や荒廃などで利用者が減る中、「誰もが親しめる植物園」を理念に掲げ、トイレ整備やテーブルとかまどの設置、間伐などに取り組んだ。リニューアルを記念して13日、セレモニー・イベントを行い、新しく生まれ変わった植物園をお披露目する。

植物園は西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームから約1・2キロ離れた経ケ岳林道入り口に位置する。1952年、県がサンフランシスコ平和条約を記念してつくり、71年に市が森林の植物や生物を観察する場として整備した。

市から管理を委託された生産森林組合など3団体が長年、手入れしてきたが、時代とともに看板やトイレなどの老朽化が目立ち、利用者の中には植物園として役割を果たしていないという声もあったという。市は昨年5月に今後のあり方を検討するよう諮問した。

同協議会は現地視察や審議を重ね、憩いの場に再生させようと事業計画を考えた。市協働のまちづくり交付金を活用し、9月から本格的に整備を開始。地域関係者や地元の企業なども加わり、植物園内の広場に椅子付きテーブルとかまど4基ずつを設け、使用できなくなっていたトイレを一部改修。手洗い用水を整備した。南アルプスのパノラマを楽しめる展望台では景観を妨げる木を伐採し、環境を整えた。マウンテンバイクコースの検討も行った。来年度も引き続いて整備し、新名称を募集するという。

同協議会の赤沼利光会長は「歴史ある場所だが、知らない人も多い。この機会に多くの人に関心を持ってもらい、リフレッシュでき、自然を満喫できる場所として楽しんでほしい」と話した。

記念セレモニーは13日午前9時30分から。かまどを囲んでキノコ汁やサンマなどを味わい、スタンプラリーで展望台まで歩いて楽しむなど多彩なイベントを繰り広げる。旧西箕輪支所跡地から無料バスを運行する。雨天時はみはらしファームで行う。問い合わせは西箕輪支所(電話0265・72・2319)へ。

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