2016年11月17日付

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悲惨な交通事故が一向になくならない。最近は、高齢者ドライバーの車が暴走し、歩行者が死亡する事故が全国各地で相次いだ。免許を保有し続ける高齢者が増加。視力や運動神経の低下など、運転に多くの支障が生じてきている▼最近、諏訪市内で危険な運転をする車に遭遇した。夜間、筆者が県道に右折して走り出した瞬間、右から猛スピードで追い抜かれた。驚いたのはその後だ。300メートルほど先、赤信号で停止していた車の右折レーン側から抜き、ややスピードを落とした上で交差点に進入し、信号を無視して走り去った▼もう1件は、日曜日夕方の諏訪湖沿い。乗用車が小刻みに前の車を抜き、対向車が見えるとすぐに元のレーンに戻る。あわや正面衝突か、とハラハラしたが視界から遠ざかった。だが、その車は1キロほど先の交差点で信号待ちの停止をしていた。後続車両が追いつき、所要時間は変わらなかった▼わりと短期間に2度も暴走運転を目撃した。近年は、関係機関の努力によって犠牲者が複数出る重大な事故も皆無になってきただけに、「今なお、こんな運転をするドライバーがいたのか」と考えさせられた▼決して高齢者だけの問題ではない。重大な事故を起こせば、本人のみならず、家族など周囲にも大きな影響を及ぼすのは火を見るよりも明らかである。すべての運転者は車の利便性の裏に潜む危険性を十分自覚せねばならない。

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