図書館貸し出し数 原・富士見が県内1位

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一人当たりの貸し出し数が初めて県内1位になった原村図書館

一人当たりの貸し出し数が初めて県内1位になった原村図書館

県立長野図書館と県図書館協会がまとめた2015年度の公共図書館概況で、原村と富士見町の両図書館が、人口1人当たりの貸し出し数が16・3冊でともに県内1位となった。特に原村はここ数年、僅差で2位だったが、各種イベントの積極開催や利用者要望の高い蔵書、視聴覚資料の充実を図るなどして初めてトップに並んだ。

原村図書館の蔵書数は約8万9800冊で、人口1人当たりの蔵書数は12・1冊。村内にCDやDVDのレンタル店がないこともあって視聴覚資料の貸し出しが1万7700点と同規模自治体に比べて突出して多い。

同館では、定期的なおはなし会や季節ごとのイベントを開いているほか、法律関係本をデジタル化し、インターネットで閲覧可能にしたほか、人気の高い分野の蔵書充実に努めた。また、村が米粉の普及に力を注いでいることに連動して料理本のコーナーを設け、パン焼き器も合わせて貸し出すなど来館意欲を引き出す工夫も凝らしている。

職員らは「念願の1位。他館と違った取り組み、利用者の利便性向上に努めた結果」と喜んでいる。

一方、富士見町は毎年1位で推移しているものの、人口1人当たりの貸し出し冊数としては2012年度以降、減少傾向にあった。昨年度は5年ぶりに歯止めをかけて0・4冊増加した。

蔵書数は約14万5200冊で、人口1人当たりの蔵書数は9・8冊。インターネット、電子書籍の普及で館の利用者が年々減る中、中高年層向けの大型活字本や、子どもに人気の本をシリーズでそろえるなどの取り組みが奏功した。

また、学校と連携した読書習慣の定着や、イベントを精力的に行うなど「地道な努力の成果でもある。利用しやすい雰囲気づくりにも一層努めたい」(同館)としている。

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