上伊那の店頭資源物回収 市町村全量の27%

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上伊那地方のスーパーなどの店頭で行っている資源物回収で2015年度に回収された資源物は2948トンで、市町村の回収分を合わせた全回収量の27%に上ったことが、上伊那広域連合の初の実態調査で分かった。これまで店頭回収の実態は把握しておらず、「非常に多くの資源物が店頭で回収されていることが明確になった」(同連合)としている。

同連合によると、近年、市町村による資源物の回収量が減少。ごみ減量の取り組みの効果という見方の一方で、スーパーなどでの店頭回収が増え、実態とかい離しているとの指摘があった。

このため、今年9月時点で上伊那地方に店舗や事業所を有し資源物回収を行っているスーパーやホームセンター、廃棄物業者など20事業者42店舗を対象に、15年度の回収品目、回収量、回収した資源物のリサイクル方法などをアンケート調査。19事業者39店舗から回答を得た。

調査結果によると、店頭での回収量は古紙類が2578トンで最も多く、次いでペットボトルが181トン、アルミ缶が71トン、トレーが53トン、牛乳パックが44トン、スチール缶が19トンなど。市町村の回収分を合わせた資源物の全回収量に占める店頭回収の割合は27・1%となった。

品目別の店頭回収の割合は牛乳パックが76・8%、アルミ缶が50・3%、ペットボトルが48・1%、古紙類が36・9%、スチール缶が16・6%などで、市町村による回収量を上回る品目もあった。回収した資源物のリサイクル方法は、資源物回収業者への売却が多かった。

今回の調査結果について、同連合環境衛生課は「民間業者が自主的に行っているもので、これまで実態は把握していなかった。非常に多く店頭回収されていることが明確になった」とした。

その上で、回収した資源物の多くが資源物回収業者に売却されていることから「売却価格が下がった場合には店頭回収が行われなくなる可能性もある。その場合には市町村回収の増加、それに伴う処理費用への影響もある。動向を注視していく必要がある」と指摘。調査は今後も続けていく方針だ。

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