2016年11月28日付

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企業の人手不足が続いている。9月の諏訪の有効求人倍率は1・57倍、伊那は1・46倍。雇用情勢が堅調なのはよいが、求人が埋まらない企業にとっては悩ましい▼諏訪市内で開かれた離転職者や新卒者対象の就職説明会。7回目の今年は参加企業数は過去最多だったが、来場した求職者は過去最少だった。ある製造業の担当者は、「職業安定所に求人票を出しているが最近は応募が来ない」と嘆いていた▼職安によると、職種によって求職者にばらつきがあることが課題。看護師やエンジニアといった専門職、サービス業で人手不足が生じている一方で、事務職などは求職者数が求人数を大きく上回っているという。物流業界でも人手不足は深刻のようだ。先日テレビではドライバー不足を踏まえ、トラックの荷台を二つ連結して運ぶ社会実験を国が始めたとのニュースを伝えていた▼諏訪地域では高校生が地元企業に関心を持ち、仕事を知ることで早期離職を防ごうと、生徒が人事担当者らと面談する高校生向けの企業研究会を昨年から開いている。今夏の催しでは約200人が訪れる盛況ぶり。真剣な表情で仕事内容を聞いた▼「高校生が進学したとしても5年先、10年先に会社名を思い出してもらえるきっかけになれば」と参加した製造業の担当者。少子化社会の中で労働力を確保するには、将来を見通し、長い目で見た求人活動が肝要と言えそうだ。

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