裂き織りの魅力を児童に 原小で出前講座

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八ツ手機折保存会の会員から布の裂き方などを学ぶ原小の児童

八ツ手機折保存会の会員から布の裂き方などを学ぶ原小の児童

八ケ岳美術館の出前講座「こんにちわ!アーティスト」が29日、原小学校で行われた。2年生75人を対象とした裂き織り体験教室で、信州さきおりの会と八ツ手機織保存会の会員が指導。子どもたちは、布を裂いてひも状の横糸を作り、機織り機を使ってランチョンマットを製作。裂き織りの魅力に触れ、日本人の「もったいない」精神も学んだ。

「こんにちわ!アーティスト」は、同館企画展に合わせて開くもので、作品の作者らが出向いて各ジャンルの芸術の魅力を伝える講座。今回は同館で開催中の全国公募作品展「あなたが選ぶ信州の裂織展」に合わせて開いた。

同校には、信州さきおりの会と八ツ手機織保存会の会員5人、美術館職員3人が来校。94歳になっても現役で裂き織り作品を作り続けている秋山鶴さん=同村八ツ手=も訪れ、「ぼろ機織り」として裂き織り文化が根付いていた村の昔の様子を語り、自作の作品を見せながら裂き織りの魅力を伝えた。

その後、4班に分かれ、機織り機を使った機織りを班ごとに体験。一人ずつ機織り機の前に座った児童は、会員らの指導を受けながら、布を裂いて作った横糸を、機械にセットされた120本の縦糸の間に慎重に通し、少しずつ織り上げた。最終的には班ごとに幅約28センチのランチョンマットを仕上げた。

体験後、女子児童は「褒められてとってもうれしい。機織りって楽しい」と笑顔を浮かべた。信州さきおりの会の野中ひろみ会長は「裂き織りの楽しさを知り、物を大切にする心も持ってもらいたい」と話していた。

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