頑張れ南三陸町 小井川小交流が発展

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メッセージを入れた写真立てを手に「南三陸町頑張れ」とエールを送る小井川小4年生

メッセージを入れた写真立てを手に「南三陸町頑張れ」とエールを送る小井川小4年生

岡谷市の小井川小学校4年生は、地域や保護者から集めた募金7万8030円を図書カードや写真立てに換え、児童64人の応援メッセージを一言ずつ添えて、宮城県南三陸町の仮設住宅で暮らすお年寄りら128人に送る。今年の運動会で被災した大漁旗を借り受けたのが、同町との交流の始まり。いまだに復興が続く町のために何か力になれることはないか│と計画した。

東日本大震災から5年が経過し、児童たちが震災への学びを深める中で、被災した漁船と漁師の渡辺健一さんについてインターネットで知ったのがきっかけ。6月の運動会に、津波で大破した漁船の大漁旗をもう一度なびかせて東北の人たちを勇気づけようと、渡辺さんから大小の大漁旗を借り受けて「ソーラン節」を踊った。運動会の様子をビデオレターで届けたところ、涙ながらに感謝する渡辺さんの映像が寄せられ、今も手紙での交流が続いている。

大震災の記憶を風化させまいと、今年9月の参観日に被災地の現状を発表し、ソーラン節を披露して来校者に募金を呼び掛けた。集まった善意で写真立てや、「心の支えとなる本を」との願いを込めて図書カードなどを購入した。

4年1組では5日、写真立ての中身を手作りした。用意した写真は、運動会ではためく大漁旗と、漁船を表現した踊りの2種類。子どもたちはフェルトペンで写真に「未来を信じ、南三陸町復活に向けて頑張ってください」「遠い長野県から応援しています」などと心を込めたメッセージを書き入れ、図書カードと一緒に写真立てに収めた。渡辺さんを通じて仮設住宅に届けるという。

松田野々花さん(10)は写真立てを見つめ、「明日を信じて前へ進んでほしい。メッセージを見て、少しでも元気を出してもらえたら」。担任の村瀬裕美教諭は「子どもたちは人のために何かを成せるうれしさや重みを感じている様子。思いやりを育み、人と人とのつながりを大切にしてほしい」と願っていた。

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