小黒川IC周辺の土地利用 無秩序な開発防止

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伊那市の白鳥孝市長は9日の市議会12月定例会一般質問で、同市西町の中央道小黒川パーキングエリア(PA)に整備する「小黒川スマートインターチェンジ(IC)」周辺の土地利用について庁内検討していることを明らかにした。スマートICの設置により産業や観光の振興が期待される一方、乱開発も懸念されることから、新たなまちづくりの方針をまとめる考え。来年9月末の供用開始を見据えて検討を進める。

小黒川スマートICは自動料金収受システム(ETC)専用のインターチェンジ。24時間運用で両方向とも乗り降りできるフルインター形式が採用され、1日当たりの利用台数は上り(東京方面)900台、下り(名古屋方面)700台を見込む。

同日の一般質問では、「民間の無秩序な開発が進まないよう今のうちから整備計画を立てておくべきではないか」との意見が出た。周辺は農業振興地域に指定され、ほとんどが農地として利用されているが、ICの出入り口からおおむね300メートルは農地区分が第3種農地となり、転用しやすくなるという。

これに対し、白鳥市長は「スマートICの整備を契機に、新たなまちづくりを目指す必要がある」とした上で、「現在、庁内関係部署で連携しながら、この地域の土地利用に関する検討を行っている」と説明した。

具体的には「保全すべき景観、守るべき農地、宅地化、高さ制限、さまざまな商業施設についても無秩序に許可していいのか」などを課題に挙げた。近くの「小黒原産業適地」の活用を含めて考えていく方針も示した。

庁内検討については「小黒川スマートインターチェンジ関連土地利用研究チーム」を設置。総務、建設、農林、商工観光、水道の各部職員8人ほどで構成し、市企画課に事務局を置く。これまで3回ほど会合を開き、リニア中央新幹線の開通も視野に検討を進めているという。

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