流れる星のサーカス ハーモ美術館ルオー展

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ジョルジュ・ルオーの版画作品を一堂に展示しているハーモ美術館のコレクション展

ジョルジュ・ルオーの版画作品を一堂に展示しているハーモ美術館のコレクション展

下諏訪町のハーモ美術館(関たか子館長)は、フランス絵画の巨匠、ジョルジュ・ルオー(1871~1958年)の版画コレクション展を同館ティーセントホールで開いている。ルオーの傑作版画集「ミゼレーレ」に収録された全58点など、複数の版画シリーズを中心に、所蔵する約140点を公開。2016年に新たに所蔵した「流れる星のサーカス―見世物小屋の呼び込み」も、今回初めて展示している。

20世紀最大の銅版画家に数えられるルオーは、重厚な作風と鮮やかな色彩を駆使して独自の精神世界を切り開いた作家。敬虔なキリスト教徒で、美と信仰に対するあくなき追求が作品の真髄といわれている。

展示作品は「ミゼレーレ」のほか、「受難」、「サーカス」「流れる星のサーカス」などの版画シリーズが中心。聖書のテーマや、道化師、貧しい労働者などを主題にした作品が多く、人間が持つ痛みや苦しみ、愛などを高い精神性と卓越した版画技法で表現している。ドライポイントやシュガーアクアティントなどあらゆる版画の技法を駆使して作られた「ミゼレーレ」には深い精神性が結集され、愛、キリストの受難、人類の苦悩などルオー芸術のテーマが網羅されている。

ルオーの作品は、同館の主軸であるアンリ・ルソーら「素朴派」の画家とは趣を異にするが、関館長は「作品からあふれる高い精神性に魅了され、開館当初からコレクションをしている作家。一堂に展示するのは初の機会なので、ぜひ皆さんに鑑賞してもらえたら」と話している。

2月26日まで。会期中は無休だが、一部都合により鑑賞できない日もある。開館時間は午前9時~午後5時。入館料(全館共通券)は大人1200円、小・中・高校生600円。問い合わせは同館(電話0266・28・3636)へ。

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