「予測不能」ワカサギ採卵 上川で簗場づくり

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諏訪市渋崎の上川でワカサギ採卵の簗場づくりを進める組合員

諏訪市渋崎の上川でワカサギ採卵の簗場づくりを進める組合員

諏訪湖漁協は20日、主力事業のワカサギ採卵に向けた簗場づくりを諏訪市渋崎の上川で始めた。昨年7月下旬のワカサギ大量死後、生き残った魚が大型化し「成熟も進んでおり、遡上が早まる可能性がある」と判断。例年より1カ月早く準備に取り掛かった。

簗場は、産卵で川をさかのぼる親魚を捕獲するための仕掛け。上川では渋崎採卵組合の5人が船を動かし、河口部から約800メートル上流に足場を組み立てていった。数日中に完成させて、遡上を確認次第採卵を始める。

漁協は、大量死で8割のワカサギが被害を受けたとみており「資源的には極めて厳しい状況」と説明。ただ、数が激減したことで1匹1匹がよく太り、「抱える卵の数は例年より多くなりそう。数少ないプラス材料だ」とする。

砥川、横河川、宮川などを加えた流入8河川で5月まで行い、採った卵は全国湖沼に出荷したり諏訪湖に放流したりする。漁協の藤森貫治組合長は「さまざまな条件が交じり合い『予測不能』な採卵になるが、最低でも20億粒を確保して全国の湖沼や地域の期待に応えたい」と話している。

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