蜜蜂との共生訴え 中川でドキュメンタリー試写会

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飯田市のNPO法人F.O.P(杉浦歩実代表理事)が昨年、中川村で上演したミュージカル「だれもしらないみつばちのものがたり」に、養蜂家の話などを加えて編集したドキュメンタリー映像の試写会が13日、中川文化センターで開かれた。農薬などの使用により蜜蜂が減少する実態を題材に、自然や食の大切さを紹介する内容。村内外の約160人が試写会に参加し、自然との共生や食の未来について考えを深めた。

ミュージカルは同法人が、養蜂家後藤純子さん=神奈川県=の著した同名の絵本を原作に舞台化した。農作物の授粉に貢献しながらも世界的に大量死が続く蜜蜂の実態を描き、公演は観客600人の共感を呼んだ。「日本で最も美しい村」連合に加盟し、「信州日本みつばちの会」の本部もある中川を公演場所と一部劇中映像のロケ地に選んだ。

ドキュメンタリー映像(上演時間65分)は杉浦代表が1年掛かりで自ら編集。ミュージカルのほか、蜜蜂に関心の高い人たちで行った農業体験の様子や養蜂家の話を織り交ぜた。蜜蜂の死滅につながるとされるネオニコチノイド系殺虫剤の危険性も指摘している。

この日の試写会は今後、沖縄、東京、富山、広島などで予定する全国的な映像上映会スタートの意味も含み、昨年ミュージカルに出演したキャストや舞台化に協力した養蜂家も招かれた。映像は4月15日午後2時30分と7時から飯田市の映画館飯田トキワ劇場で上映、夏休みには伊那市でも公開する計画だ。

杉浦代表(40)=同村片桐=は「映像編集は予想以上に難しく、くじけそうになった時もあった。自然や命の大切さを伝えたい」と話した。同代表の長女でミュージカルにも出演している瑞希さん(22)は「映像は農薬反対と声高に叫んでいる訳ではなく、私たちが未来をどう選択したらいいのかを考えるきっかけになればうれしい」と述べた。同法人では県内での上映場所を探している。

問い合わせは同法人(電話090・8023・5302)へ。

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