緩やか改善傾向続く 諏訪信金経済概況速報

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諏訪信用金庫(岡谷市)は、「諏訪地方の経済概況速報」(昨年12月末調査)をまとめた。製造業は全体として業況の緩やかな改善傾向が続いているが、取引先を通じて米国と関係のある企業も多く、トランプ氏の言動に対する懸念が漂う。非製造業は、年末を迎えて商業の動きが活発化した。

製造業は企業間で格差があるものの、受注が回復しつつある企業が各業種で増えている。一方で、米国や欧州にエンドユーザーを持つ企業やメキシコに拠点のある企業などには、トランプ氏の大統領就任後の動向や英国の欧州連合(EU)離脱の動きを警戒した先行き不透明感がみられる。企業からは「メキシコ工場はトランプ大統領の就任による先行き不安がある。まだ生産面への影響は出ていないが、様子見状態」(輸送用機械製造業)などの声が聞かれた。

12月の商業は各種の商戦が続き、ボーナス、クリスマス商戦では子ども向けおもちゃやカップル向けの宝石類、コート類などが売り上げを伸ばし、年末年始商戦では掃除用具や正月用品、年越し用オードブルなどが例年並みに動いた。観光・サービス業では、スキー場が人工降雪を活用してほぼ予定通りのオープンとなり、暖冬で開場が遅れた前年に比べて順調な滑り出しとなった。建設業は、当面の工事量を確保しているものの、手持ち分が終了した後の受注動向を不安視する企業がある。

速報は、同信金の取引先約130社への聞き取り調査を基にまとめた。

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