ろうけつ染めで描く少女絵 岡谷考古館

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7日から始まる作品展で披露する少女絵と大竹さん

奈良時代から続くとされる伝統的な染色技法「ろうけつ染め」を用いて色鮮やかな少女絵を発表している大竹夏紀さん(34)=群馬県富岡市=の作品展が7日から岡谷市の市立岡谷美術考古館で始まる。リニューアル3周年を記念し姉妹都市のアーティストを紹介する企画展。伝統技法と現代的な感性が生み出した少女たちの姿がまばゆい「大竹ワールド」が広がる。3月26日まで。

大竹さんの作品づくりのテーマは「理想のアイドル像」。少女の周りを無数の花が埋め尽くし、蛍光色が目立つきらびやかな仕上がりだ。幼少の頃から花や女の子の絵を描くのが大好きだったといい、現在の作風は「子どもの頃の延長です」と笑う。

「ろうけつ染め」は、溶かしたろうを布地に染み込ませて染めない部分を定め、それ以外を染めることで柄をつくる技法。大竹さんの作品の生地は絹布、染料は酸性染料(化学染料)で、「絹と、絹に合う最適な化学染料を用いることでイメージに合う発色となる」という。

展示作は20点で、目を引くのは少女の瞳の強さ。作品により、楽しさ、幸福だけでなく、悲しみや苦悩、驚きの感情が伝わる。

大竹さんは「インターネット上では、CG(コンピューターグラフィックス)作品と誤解されがちだが、伝統的な染めの技術で制作した作品。ぜひ本物を皆さんの目で確かめてほしい。絹の光沢の美しさを感じてもらえたら」と話す。

入館料は一般500円、小中学生250円(諏訪地方在住の児童、生徒は無料)。3月4日にろうけつ染めの体験会と大竹さんによる作品解説がある。問い合わせは同館(電話0266・22・5854)へ。

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