インフルエンザ 症状出たら早めの受診を

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県内のインフルエンザ患者届出数が、3週連続で警報基準(1医療機関当たりの患者数が30人以上)を超えた。全国の病院などでは院内感染が相次ぎ、県内では集団感染による学級、学年閉鎖に追い込まれる保育園や小中学校も少なくない。流行の最盛期から1~2週間で終息に向かうのが通例だが、今季は流行入りが早かった上に、厳しい寒さが続く影響もあって長引く可能性も出てきた。

県が8日に発表した県内87定点医療機関からの第5週(1月30日~2月5日)の患者報告数は3672人に達した。1医療機関あたり42・21人と前週(41・07人)をさらに上回り、流行がピークを迎えたとみられる。

今季は昨年11月に流行入りし、瞬く間に感染が広がった。小中学校などで3学期が始まった1月上旬以降、県内各地で学級、学年閉鎖が相次いだ。この時期に強い寒気が日本列島に南下し、厳しい冷え込みが続いたことも患者増加のペースに拍車をかけた。警報の発令時期は2015年と並び、過去5年で最も早い状況だ。

インフルエンザはウイルスが原因の感染症であり、せきなどによる飛まつ感染で広がる。感染力が強く、38度以上の高熱や頭痛、関節痛などの症状が現れる。検出されているウイルスはA香港型が主流で、高齢者が重症化しやすいとされる。抵抗力の弱い子どもは急性脳症を引き起こす危険もある。

大切なのは、ウイルスを他の人にうつさないことだ。感染が疑われる症状が出たと思ったら早めに医療機関を受診し、感染が判明した時点で職場や学校を休み、完治するまで外出を控えたい。熱が下がっても2~3日はウイルスが体内から排出されるため、仕事が滞っていると無理を押して出社すれば、職場などに原因を持ち込むことになり、かえって業務に支障をきたす。

感染していない人は予防対策に努めたい。人混みをなるべく避けて帰宅後の手洗い、うがいを励行したい。ウイルスは低温乾燥を好む。この時季の室内は乾燥しやすい。加湿器などを使って湿度を高めるなどの工夫も必要だ。

今季も大学、高校の受験シーズンと流行期が重なった。受験生は最後の追い込みに懸命と思うが、栄養と睡眠を十分に取り、体調管理には万全を期してほしい。

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