雑木リサイクル 箕輪町の来年度事業

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箕輪町は来年度から、間伐材や剪定枝を貴重な森林資源として有効活用する「みどりの資源リサイクルステーション(仮称)事業」を実施する。焼却処理されていた間伐材などを薪やチップにして再利用する。事業所単位の処理、再利用はこれまでも行われているが、自治体独自に実施するのは珍しいという。

同町では年間で平均約35トンの間伐材や剪定枝、下草刈りによる雑草などを排出。この大半は焼却ごみとして処理されていた。

町は「費用をかけて処理するのではなく、少し手間をかけても再利用する手法はないか」と検討。昨今、木材を破砕した「ウッドチップ」がガーデニング資材やドッグラン、バイオマス燃料、薫蒸など幅広く活用されている点に着目。薪ストーブ利用の家庭も増え、需要も拡大していることから、「循環型社会」を目指す町として再利用を具体化した。

事業では、同町南小河内区の水防倉庫1棟を拠点施設として整備し、破砕するための設備を設置。個人で切り出した間伐材、支障木、庭木、街路樹などの剪定枝などを無料で受け入れ、チップ化や薪として仕上げ、希望者には無料で頒布する。専門の職員も配置し、木材とともに瓶や缶、古紙、衣類、小型家電など資源物も回収する。

事業費は2017年度町一般会計当初予算案に599万6000円を計上。内訳は破砕機などの設備投資に275万円、人件費220万円、その他電気料や消耗品など。

担当する町住民環境課では「実施当初は剪定枝が中心となると思うが、間伐材が出る可能性も大きい。循環型社会を現実にするためにも、木材リサイクルの事業化も視野に進めたい」と話している。

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