フットパスのまちづくり推進 駒ケ根市

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交流人口増による「活力あるまちづくり」を目指す駒ケ根市は今年度、地域の自然景観や歴史、文化などを楽しみながら歩くフットパスのコース作りに取り組んでいる。身近な景観をはじめ、文化財や遺構、花などを地域資源として生かした10コースを設定し、今年度中にコース地図や説明文を掲載した冊子を作成する計画。市ではフットパスの普及を通じて市民に地元の良さを知ってもらい、その魅力を発信することで観光振興につなげていく方針だ。

フットパスは「地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩く小径」を意味し、近年、地域と都市圏を結ぶ新たな交流型観光のツールとして注目されている。市内では地元の歴史を研究し、地域活性化や観光資源の開発を目指す「まほろばの里研究会」が2014年度からフットパスのコースやマップ作り、ガイドの養成に取り組んでいる。

市では交流人口増を図る仕掛けとしてフットパスに注目。庁内で組織するワーキンググループが中心となって独自のコース作りを企画し、今年度、同研究会の協力を得て事業に着手した。

コースに盛り込む地域資源は「市民であれば知っていてほしいもの」(市商工商工振興課)との視点から、市内の史跡や花などを紹介した既存の周遊マップのほか、地元を知る人や関係者の意見を参考に抽出。コースの設定は歴史古道研究家で日本フットパス協会理事の宮田太郎さんが代表を務める会社に委託した。

事業費は約174万円。今後、各コースの地図に説明文を添えたA4判の冊子を作成し、観光や学校での地域学習、健康づくりなどに活用していく計画だ。同課は「地域の人にフットパスを知ってもらい、身近な道を歩く観光客と交流してもらえたら」と期待している。

同研究会によると、市内では5~7月に県外からの参加者を対象としたフットパスツアーが2回計画されている。新たに設定したコースを歩く予定といい、中島和彦会長は「着地型観光商品として多くの人に体験してほしい」と話している。

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