諏訪地域振興局重点政策テーマ 山岳高原も候補に

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県の組織改正で地方事務所に代わり4月に発足する県諏訪地域振興局が、組織横断的に取り組む重点政策テーマの有力候補に、「諏訪湖を生かしたまちづくり」のほか、八ケ岳や霧ケ峰などの「山岳高原」を生かした地域振興が挙がっていることが2日、分かった。山岳高原の利活用や環境保全、「縄文」やビーナスラインを基軸とした観光の広域連携を柱とする方針。4月の県部局長会議で正式決定する。

諏訪地域振興局には、局長の裁量で予算執行できる「推進費」として846万円が配分される見通し。県諏訪地方事務所は2日、諏訪市内で開いた霧ケ峰自然環境保全協議会で、来年度は推進費を活用しながら、霧ケ峰の草原再生事業や、シカ除け電気柵による植生保護を進めていく考えを示した。政策テーマを念頭に判断したとみられる。

地方事務所は、来年度の諏訪地域の「地域発元気づくり支援金」でも、補助率をかさ上げして後押しする項目の一つに「山岳高原」関連を盛り込んでいた。浅井秋彦所長は取材に、「(地域振興局の政策テーマは)調整している段階であり、具体的なことは何も言えない」とした。

霧ケ峰で推進費の投入を視野に入れているのは、秋にススキやササを刈って多様な植物の生育を促す作業や、外来種の駆除活動、ニッコウキスゲなどを守るために植生地を電気柵で囲う事業。環境保全のための寄付金も活用し、電気柵は一部箇所で増設する。

秋のササ刈りを続けた車山肩(諏訪市)の東側区域では昨夏、ササの勢いが衰えて地表に光が届くようになり、ニッコウキスゲが復活。2日の協議会で、モニタリング調査を担当する座長の土田勝義・信大名誉教授は「ササ刈り取り区のニッコウキスゲ、ハクサンフウロの量は、それぞれ前々年の5倍になった」と作業効果を強調していた。

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