半世紀続く「針供養」 和裁連盟と和裁士会

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役目を終えた針に感謝し、花や線香を供えて供養する会員

上伊那和裁連盟と日本和裁士会県支部第3地区は8日、「針供養」を伊那市山寺の常円寺で行った。約20人の会員が参加。役目を終えた針に感謝し、さらなる裁縫の上達を願った。

針供養は折れたり曲がったりした針を柔らかいコンニャクに刺す行事。同連盟設立当初の1965年から、半世紀にわって毎年続けている。この日の供養も厳粛に挙行。着物姿の会員が本堂で静かに手を合わせ、花や線香などを供えた。

1968年には同寺に「針塚」も建立しており、供養では針塚の歌も全員で合唱。同連盟会長で第3地区長の福澤幸子さん(75)=駒ケ根市福岡=は「昔は針一本で家計を支え、子どもたちを学校に出した。今も針は私たちにとって欠かすことのできない存在。先輩が築いた伝統を今後も守っていきたい」と話した。

通常の針供養は「事始め」の2月8日に営まれるが、上伊那では寒中を避けて1カ月遅れで行っている。

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