武士の暮らし思いはせ 諏訪の志賀家住宅と高島城見学

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観光ボランティアガイドの案内で、諏訪市指定有形文化財の武家屋敷「志賀家住宅」(同市高島1)と高島城をめぐる「文化財見学会」が19日、あった。市内外から約40人が参加。高島藩の歴史や住宅内の間取りについて学び、江戸時代後期の武士の暮らしに思いをはせた。

同住宅は1855年に再建された、市内に唯一残る高島藩の武家屋敷。内部公開は昨年5月以来、約1年ぶりとあって、主催した諏訪市教委によると、申し込み受け付け開始から数日で定員に達する人気ぶりだったという。

観光ボランティアガイド団体「諏訪湖エリアまちなか観光案内人協議会」の会員が、案内役を務めた。高島藩の歴史について解説、高島藩のお家騒動「二之丸騒動」に志賀家も関わり、影響を受けたことなどを説明。参加者たちは住宅内で、主屋の縁側に面した鴨居の上に設置された槍掛け、身分の高い客を迎え入れるための式台玄関などを見学。「長押がなく、質素なつくりといえる」といった説明も受けていた。

市内在住の70代の女性は「上手な案内のおかげもあり、昔の武士の暮らしぶりが分かった。住宅を大切に残してほしいですね」と笑顔。

市教委は内部公開をはじめとする同住宅の活用や保存の在り方を、住宅所有者の意向を踏まえ検討していきたい考え。今回、高島城とセットにした観光ガイドコースを試行的に設けることで、継続的に実施できるかなどを探っていく。ガイド役の1人、吉田美代子さん(68)は「皆さんの(住宅に対する)関心の高さを感じた。ぜひ観光ガイドコースに加えられると、いいですね」と話していた。

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