静物画に焦点 あすから岡谷美術考古館

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作者の個性を楽しめる「静物画展」。31日から岡谷市立岡谷美術考古館で開かれる

岡谷市立岡谷美術考古館は31日から、収蔵作品の中から静物画に焦点を当てた「静物画展-静寂を描く」を開く。岡谷市と諏訪地方にゆかりのある画家14人の21点を展示。「同じ静物画でも、作者によって個性の違いがある。自分のお気に入りの作品を見つけてもらえれば」と観賞を呼び掛けている。

展示作品は、油彩では高橋貞一郎の「林檎と瓶・布の図」(1955年)、野村千春の「厨」(1945年)、宮原麗子の「けしと枯花」(1982年)、水彩では早出守雄の「静物」(1946年)、山田郁夫の「卓上の水浴像」などが並ぶ。佐原栄泉の日本画「閑庭野草茂」や、静物をモチーフにした増沢荘一郎と小口作太郎の版画作品もある。

このうち野村千春の「あじさい」(油彩、制作年不詳)は、絵の具を重ねた立体感のある大胆な作風で、「フォービズム(野獣派)の影響を受けている」(同館)作品。最も古い作品は、旧制諏訪中学校(現諏訪清陵高校)や諏訪高等女学校(現諏訪二葉高校)で美術教師を務め、高橋貞一郎や彫刻家の清水多嘉示らを教えた西岡瑞穂(1888~1973年)の「赤いカボチャ」(油彩、1934年)。テーブルに載ったカボチャやリンゴ、ブドウと花瓶などが鮮やかな色彩で写実的に描かれている。

「静物画展」は5月7日まで。同館では、「新年度を迎えて慌ただしい時期なので、静物画の落ち着いた雰囲気で慌ただしさを忘れてもらえれば」と話している。水曜休館。入館料は一般350円。

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