伊那に誇りと愛着を 郷土学習読本が完成

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完成した「わたしたちのふるさと」を披露した林編集委員長(右)と監修者の笠原さん

伊那市教育委員会は、地元への理解を深める教材として活用する市郷土学習読本「わたしたちのふるさと」を完成させた。市内の教員、学芸員21人が2年間かけて編集。6日には、編集委員長の林武司・伊那小学校長(57)と監修者の笠原千俊・市高遠町歴史博物館長(63)が市役所を訪れ、白鳥孝市長に報告。市内の小学5年生~中学3年生の全員に配布する。

ふるさとへの愛着と誇りを持ってもらおうと、初めて刊行した。B5版オールカラーの104ページで、自然、歴史、人と文化財、産業、未来に羽ばたくの5章で構成する。太平洋戦争の戦時下に存在した陸軍伊那飛行場の記事では、練習機「赤とんぼ」が飛行する写真を掲載するなど、絵図や写真をふんだんに用いて児童、生徒に分かりやすく解説している。

編集委員の教員らは現地に足を運んだり、文献にあたるなどして原稿を執筆、編さん。資料がなかなか見つからなかったり、子どもたちへの伝え方にも苦労したが、委員相互に読み合わせをするなどして内容を充実させた。また地域の伝統など直接関わる人から話を聞くことで、教員自らが伊那を知る機会にもなったという。

林委員長は「私たちも改めて伊那の素晴らしさを再認識できた。子どもたちが動きだすきっかけになり、学びが広がれば」と期待した。白鳥市長も読本の内容に触れて「生きた教材として地域を学べる」と評価した。今回1万部を作成し、来年度以降も市内の小学5年生全員に配る。

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