掛け軸13幅を初公開 伊東近代美術館

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大家の掛け軸を初公開している

諏訪市諏訪2の伊東近代美術館は、冬季休館を終え収蔵品の展示替えをして、今月から「掛け軸肉筆画展」と「春季展」が開かれている。掛け軸は、松村呉春や川合玉堂、酒井抱一ら10人の13幅を初公開。江戸時代から昭和初期までの著名な画家たちの軸が並び、見応えがある。

掛け軸展は元みそ蔵で日光が入らない西展示室で開催。与謝蕪村の弟子の呉春は大作の「鶏春」、琳派の流れをくむ抱一の「楽焼茶碗」「朝顔」を紹介する。同館とゆかりのある美人画家の伊東深水の軸は、朝の海辺を描いた「二見が浦」、浴衣姿の女性がうちわで涼む「涼」。ほか、深水の師の鏑木清方の作品、スケッチの段階の未完の作品などがある。9月30日まで。

中央展示室での春季展は、季節に合わせた花や静物画、風景などの絵画と漆芸の17点を展示した。小倉遊亀や武村秀水ら女流作家のツバキやランなど、日展作家の杉原元人(三重県)の「暁の諏訪湖」には、投網漁も描かれている。吠木正樹や松井義明ら日展作家の漆芸5点も初公開した。7月31日までの予定。

同館の沖田泰三さんは「歴史に残る大家の掛け軸が諏訪にあることは珍しいことなので、ぜひ鑑賞してほしい」と来館を呼び掛けている。

開館時間は午前10時~午後4時。月曜休館。水、金、土、日曜と祝日は担当者在館日。問い合わせは同館(電話0266・52・0164)へ。

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