「残念」ヤナギ伐採 諏訪湖畔公園D51近く

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ヤナギがあった諏訪湖畔公園のD51近く。現在は根から抜かれ跡形はない

諏訪市が諏訪湖畔公園内の木の手入れでヤナギ8本などを伐採し、周辺を散歩する住民などから「残念」との声が上がっている。住民は「樹木へのいたわりが欠けているのではないか」としているのに対し、市は「樹勢が衰えてきており、景観を考慮して切った」と説明している。

ヤナギは湖畔に展示されているD51近くの駐車場付近に植えられていた。市都市計画課によると、樹高は約7、8メートル。樹齢は不明だが、1978年に公園を整備した際に植樹した可能性がある。近年は樹勢が衰え、見た目もよくないとし、以前から伐採を検討。一部の木は落雷の影響か幹に空洞が見られ、朽ちている木もあったという。

同課によると、公園内の木々は維持管理のため毎年剪定などをしている。今春も湖畔公園全体で約300本を手入れ。駐車場周辺では3月上旬にヤナギ8本、ケヤキ1本を根元から切った。

公園周辺を日常的に散歩している市内の60代の男性は「湖畔は観光客や住民の憩いの場所。樹木が育っている自然の中に人が集う意識が欠けているのでは。木を簡単に伐採しないでほしい」と指摘。別の市内の女性は「風情があってよかったのに」と残念がる。

駐車場周辺は8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会の客席になる。市民からは「花火を見やすくするために木を切ったのではないか」との指摘もあるが、同課は「花火のためではない」と否定する。

同課によると、市民からは木を切って日陰が減り、氷が解けて歩きやすい―といった声も寄せられているという。「木を大切にしたいという思いがないわけではない。公園は公の場所でもあり、伐採は慎重に行っており、理解してほしい」としている。

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