新企画武井武雄展きょうから イルフ童画館

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「ファンタジーの王様」の魅力を余すところなく紹介する武井武雄展

岡谷市中央町のイルフ童画館は、14日から新企画展「武井武雄展-King of Fantasy」を開く。全展示室を利用し童画や版画、刊本作品、玩具など、童画家武井武雄の多彩な作品群と、幼少期から美術学校時代の作品など約180点を展示。88歳で亡くなるまで制作を続けた「ファンタジーの王様」の世界を余すところなく紹介する。

同館ではこれまで年5回開く企画展に合わせて、武井武雄収蔵作品をテーマごとに展示してきたが、3年前の生誕120周年の全国巡回展を見学した人から、「常設展の展示作品が少ない」という声があったという。このため今年度から、「年1回は全館を使った武井の作品展を開いていく」(同館)ことになった。同館での今回の規模の作品展は全国巡回展以来になる。

今回の展示では、見学順路を3階の武井武雄展示室から2階の企画展示室へと誘う構成。3階には武井が9歳の時に墨で描いた「には鳥」や旧制諏訪中学時代の風景画、美術学校時代のデッサンに始まり、童画家として歩み出す絵雑誌原画、物語原画、ミニアチュールなどを紹介する。

2階の第一企画展示室には「おばけ」シリーズなどの童画、刊本作品原画と刊本作品、木版画、刊本作品の”制作秘話”を書いた自筆原稿などを展示。最晩年の作品で個人蔵の童画「鳥寄せ」も紹介している。第二企画展示室には第4回東京装画賞で「Hall of Fame(名誉の殿堂)」を受賞したことを記念して、装画作品を特集した。同館学芸員の斎藤正恵さんは「ファンタジーの王様、武井武雄の世界をたっぷりと楽しんで」と話している。

展示は6月12日まで。開館時間は午前10時~午後7時。水曜休館(5月3日は開館)。5月8日は「童画の日」を記念して全館入館無料になる。同展に合わせて併設の喫茶ラムラムでは特別メニューを提供する。

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