カミジョウさんが作品展 原田泰治美術館

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カラフルに仕上げた新作の前で個展の開催を喜ぶカミジョウさん

難病と闘いながら創作活動を続ける画家のカミジョウミカさん(40)=安曇野市穂高=の作品展「カミジョウミカ展-ゆかいなヨーカイ別世界」が、諏訪市の原田泰治美術館2階のギャラリーさざなみで開かれている。カミジョウさんは今年で創作活動20周年目を迎え、これまでの集大成となるカラフルな色合いが特徴の絵画や立体作品など計40点を展示している。6月11日まで。

カミジョウさんは骨が変形する難病「先天性骨系統疾患」を患う。下諏訪町の信濃医療福祉センターに入院していた19歳のとき、職員らの顔を水彩絵の具で描き、多くの人が喜んでくれたことがきっかけで、周りの人を笑顔にしたいと創作活動を始めた。

平面作品のみならず、ティッシュペーパーや綿など身近にある素材を使って「宇宙人」や「水浴びする象」など色鮮やかな作品に仕上げている。1998年に「長野オリンピック・アートパラリンピック公募展」で街かど賞、2014年に「国際障がい者アート展」で最優秀賞など数々の賞を受け、その独創的な作品は注目を集めている。

今回の作品展はカミジョウさんにとって南信地方で開く初めての個展で新作5点も持ち込んだ。夢や空想で思い付いた妖怪、変わった微生物などを題材にし、さまざまな顔を描いた「ワールドワイドなようかい」、妖怪を細かく散りばめた「うずまくゆかいなヨーカイ」など多彩な作品が並んでいる。

日常生活の中でも体の痛みを感じるが、集中している創作活動中は痛みを感じないというカミジョウさん。細かな作品作りが好きといい、「見た人が楽しい気持ちになるように描いている。クスクスしながら笑顔で見てもらえれば。そして元気な気分になってほしい」と話している。

ギャラリーさざなみで開いている同展のみの観覧は入場無料。開館時間は午前9時~午後5時。休館日は月曜日。問い合わせは同館(電話0266・54・1881)へ。

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