待合室で交流 岡谷の診療所で「カフェ」

LINEで送る
Pocket

待合室カフェで歌を楽しむお年寄りたち

岡谷市川岸上のつるみね共立診療所で毎週水曜日の午後開いている「待合室カフェ」が31日、節目の1周年と通算50回を迎える。当初は15人ほどで始まったカフェも、今では30人を超えるようになり、会場の待合室が手狭になるほどになった。31日は1周年と50回の記念カフェを盛大に開く。

■体操や脳トレ 歌で2時間

待合室カフェは、諏訪共立病院(下諏訪町)に事務局がある健康クラブ泉の会の岡谷ブロック(滝沢三男会長)と診療所が主催。一人でいると一日誰とも話さない…。こうした一人暮らしの高齢者が気軽に集まって、お茶を飲みながら交流できる場を-と、昨年6月1日に始まった。

診療所が休診になる水曜日午後の待合室を利用することで会場費などの経費をかけず、参加は無料。お年寄りから「ただで飲み食いするのは気が引ける」という声もあり、任意で100円の募金をしてもらう。滝沢会長は、「100円の募金でお茶やお菓子代などは十分にまかなえる」と言う。

カフェには地元の川岸地区だけでなく、市中心部の岡谷区や上浜区のお年寄りも参加。事務局が参加の有無を事前に聞き、ボランティアが無料で送迎している。カフェではお茶やコーヒーを飲みながらおしゃべりしたり、診療所のスタッフらによる健康チェックや無料介助入浴などを受けることもできる。簡単な体操や脳トレ、みんなで歌を歌うなどして約2時間過ごす。午後4時の終了前には、診療所の駐車場に市内のスーパーの移動販売車が来るため、買い物もできる。

■「会話が刺激に」「参加生きがい」

診療所とは天竜川を挟んで対岸の川岸東から毎回参加している鮎澤龍平さん(84)は、「一人暮らしで普段は畑仕事などしている。(カフェに来ると)みんなと話をするだけで楽しい」と話す。「いつも違う人と話をするように心掛けている。大した話をするわけじゃないが、話をすることが刺激になる」と鮎澤さん。

「毎回、脳トレが楽しみ。カフェに参加するのが生きがいになっている」と話すのは診療所近くに住む中山厚子さん(73)。「お茶を用意したり、お手伝いできることもうれしい。元気に年を取ることはいいこと」と笑う。

待合室カフェが1周年を迎えたことについて滝沢会長は、「口コミで広がり、1年間かけてお年寄りたちと信頼関係ができた」と振り返る。「まだ、こうした場を必要としているお年寄りは大勢いると思う」と話し、待合室カフェをさらに充実させていく考えだ。

待合室カフェの問い合わせは健康クラブ泉の会・つるみね共立診療所(電話0266・22・6680)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP