「伊那県」歴史踏みしめて 京都御苑から出発

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京都御苑内の建礼門前を元気よく出発する参加者たち=20日、伊那県ウォーク

信州初の県「伊那県」が成立し、当時県庁が飯島町に置かれてから2018年で150周年になるのを記念し、京都市から同町まで287・6キロを12回に分けて完歩する「信州いいじま 伊那県ウォーク」(町教育委員会主催)は20日、京都御苑を出発点に始まった。町内を中心に集まった60人が、市街地から滋賀県の琵琶湖南部まで20キロの行程を歩いた。

町教委によると、1868(慶応4)年、公家北小路俊昌が県知事に任命され、町の代官役所に置かれた県庁に京都から着任した史実に基づいたイベント。歴史への理解を深めるとともに道中で同町の魅力もPRできればと企画した。来年7月28日にJR飯田線飯島駅前にゴール予定で、毎回20~30キロを歩くという。

早朝、町役場からマイクロバスで出発点まで向かった参加者は、午前8時すぎに京都御苑内の建礼門前を出発。この日は雲一つない好天に恵まれ、鴨川では河川敷に下りて遊歩道を吹き抜ける風で涼を取った。一行は東海道を東に進み、約7時間で琵琶湖の人工島・帰帆島に着いた。

飯島中学校2年2組(新井いずみ教諭、31人)は町の歴史を学ぼうと、毎回2、3人ずつ交代で歩く。初回は小木曽楽々さん(13)、那須野歩香さん(同)、下平蒼さん(同)の3人が参加した。小木曽さんは「景色がどんどん変わるので歩いていて楽しかった。20キロも長く感じなかった」と笑顔で語った。

先導役は、同町の登山愛好家グループ「信州いいじま山を楽しむ会」のメンバーが務めた。会長の田島好美さん(68)は「みんな頑張って最後まで歩き切った。今後は暑い季節の開催となるので熱中症には気をつけてほしい。飯島町を目指して多くの人とゴールできれば」と話した。

次回は6月17日に滋賀県草津市の帰帆島から近江八幡市の賀茂神社まで23キロを歩く。

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