西駒んボッカへまき作り 9月に運搬レース

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9月の「西駒んボッカ」に向けて開かれたまきづくり体験会

中央アルプス将棊頭山(標高2730メートル)直下の山小屋「西駒山荘」へ荷物を背負って駆け上がるレース「第5回西駒んボッカ」(9月10日)に向けて、今年から新たな荷物にする「まき」づくりが27日、伊那市のますみケ丘平地林であった。主催する西駒こまくさ会スタッフや一般住民、信州大農学部の学生らが参加。定員240人で1人2本を背負うことにしており、伐倒木の早切り競争を経て約500本のまきを作った。

山荘の建て替えを記念して2013年に始まったレースで、昨年までは、国登録有形文化財の石室に敷く「れんが」を背負っていた。目標数に達したため、山荘に今年設置予定のまきストーブで使うまきに切り替えた。

メンバーは、当日のスタート地点となる鳩吹公園に集まってから平地林内へ。西駒山荘管理人で事務局の宮下拓也さんは「(目的の達成で)ボッカをやめる選択肢もあったが、継続を望む声をいただいてリニューアルした」と経緯を説明し、「地元産のまきを自分たちで作り、歩いて運べば環境にも貢献できる。エネルギーの地産地消のモデルにしたい」と意義を語った。

カラマツなどを伐倒するプロの技を見学後、玉切り材を横たえて「早切り競争」。開始の合図を受けて一斉にのこぎりを動かした。夏山登山が好きで、今回の催しに参加したという箕輪町の藤田めぐみさん(33)。まき割りも体験し「共感できる取り組み。レースに出たことはないですが挑戦してみたいですね」と意欲を見せた。

まきはレース前まで乾燥させる。2本分の重さは3キロほどになるといい、これまでのれんが(約2・5キロ)を上回りそうだ。過去4回全てに出場した岐阜市の大庭雄介さん(50)は「大会の継続が何よりうれしい」と話していた。

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