「諏訪の自然」わかりやすく 諏訪教育会が刊行

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諏訪教育会は自然研究部(両角徹生部長)が長年積み重ねてきた調査、研究成果をもとに10年掛けてまとめた「探究 諏訪の自然」を発刊した。諏訪湖を中心に八ケ岳、蓼科・霧ケ峰高原が広がる諏訪の自然を広分野から探究。児童生徒をはじめ地域の人たちの活用も願い、写真や図表などを数多く掲載して読みやすく分かりやすい記述で諏訪の自然を伝えている。

自然研究部は1955年に発足した。その土壌は明治期にさかのぼり、当時同教育会は「理科教授細目」、大正期には「理科学習帳」を編さん。学習指導と絡め自然研究を重んじ、地域の自然を教材に活用してきた。

各委員会は休みや放課後を利用して踏査、研究を深め、膨大な資料をまとめて75年に「諏訪の自然誌・地質編」を刊行、その後動物、植物と続き、83年に全5編を上梓した。「純粋な学術書」と評価された。

「探究 諏訪の自然」は、「諏訪の自然誌」発刊以降の研究成果や自然誌で課題とされてきたことを地道に調査。専門機関の分析なども得て事実に基づいたデータを入れ、5委員会の研究を1冊に収録した。

より多くの人が手にとり活用しやすいよう、一つのテーマは見開き2ページに収め、数多くの写真や図、表、絵をオールカラーで掲載。大切な言葉や専門用語は太字や色文字を使い、内容を把握しやすくした。「体が水晶と似た成分のケイ藻ってどんな植物?」「昔、諏訪には盆地がなかったの?」「体重が500円玉ぐらいって、どんなネズミ?」などと解き明かしている。

両角部長は「元教員だった先輩も主力委員として協力、発刊の計画から10年を経て実現した。自然に関心を抱き、探究する心が触発される一助になればうれしい」と話している。

B5判。273ページ。ビニール装丁。頒布価2000円。問い合わせは諏訪市諏訪1の諏訪教育会(電話0266・52・0213)へ。

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