小石の壁で防波堤 岡谷市湊の人工なぎさ

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なぎさの置き岩の隙間を小石で埋める参加者

ボランティアグループ「あってもいいな夢工場」(花岡潤代表)は25日、諏訪湖の水辺で子どもたちが水遊びができる環境をつくろうと、岡谷市湊3の人工なぎさの整備活動を行った。県の事業で岸から数メートル先に並べられた注意喚起用の置き岩の隙間を小石で埋めて、湖水からなぎさ内への水の逆流を抑制し、諏訪湖に流れ込む地下水を有効活用した水遊びができる場所を作ろうと試みた。

同グループは子どもが諏訪湖で水遊びができる環境をつくろうという「湖の驛プロジェクト」の一環。作業には約50人が参加した。ジョレンやスコップで岸や水の中の小石をすくって発泡スチロールの箱に入れ、水に浮かべて岩の間まで運び、小石の”壁”を築いた。湖上を漂う水草のヒシや枯れ草などがなぎさの内側に入るのを食い止めた。地下水の流入口を中心に幅15メートル地点の両側に岸から岩に向かって小石を積み上げて、地下水をためて水遊びをするための場所を確保した。参加した外池美佐さん(47)=岡谷市南宮=は「子どもが水遊びを楽しめる場所をつくるという思いに協力したいと思い、参加した。諏訪湖全体をきれいにすると思うと途方もないが、人工なぎさをきれいにすると思えば、何とか実現できそうな気がする」と話していた。

湊3の人工なぎさは県が湖や水に親しんでもらおうと、約5000万円を掛けて整備し、2008年8月に完成させた。なぎさの幅は湊小学校前からみなと保育園前の船着き場までの約250メートル。同グループは徐々に整備エリアを広げて最終的にはすべての場所に小石を積む考え。

この日の作業では「波が高い日には積み上げた小石が崩れるのでは」という指摘も寄せられた。今後、ネットを備えるなどの対策を考えていく方針。花岡代表(69)=同市川岸上=は「まずは第一歩を踏み出すことが大事だった。大勢の方に集まってもらえたことがうれしい。今後、問題点の指摘を受けたり、もっと効率的な対策を提案してくれる人もいるかもしれない。とにかく、人工なぎさ内の水がきれいになることを目指していく」と話していた。

来週以降も天候などが許す限り、毎週日曜日午前10時30分から1時間程度の作業を行っていく予定。問い合わせは同代表(電話090・4606・4218)へ。

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