合葬墓ニーズ「予想以上」 岡谷市の嶺風苑

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予想以上の申し込みがあった岡谷市の合葬式墓地

岡谷市が同市内山の内山霊園に建設した合葬式墓地「嶺風苑」の申し込みが463件に上ったことが市市民環境課のまとめで分かった。一つの墓に遺骨を共同で埋葬する新しい形の墓地で、墓の管理や承継の心配がないのが特徴。市の予想を上回る申し込み状況で、関心の高さが浮き彫りになった。

合葬式墓地は納骨後の管理が不要なため、将来的に墓を受け継ぐ人がいない場合などに適している。少子化や核家族化、非婚化など家族形態の変化や、墓に対する価値観の多様化に伴いニーズが高まっているという。自治体にとっても管理者がいなくなった無縁墓の増加による墓地の荒廃や管理料の未納を防ぐといったメリットがあるとされる。諏訪地方の公営墓地では3カ所目という。

建物は鉄筋コンクリート造り平屋建てで、建築面積は約10平方メートル、高さは約3メートル。地下にカロート(納骨室)を備え、建物正面に設けられた焼香台と献花台で参拝することができる。

埋蔵方式は、建物内部の納骨棚に骨つぼを15年間納め、その後、遺骨のみを地下に納める「個別埋蔵」と、遺骨を直接地下に納める「共同埋蔵」の2種類。市は施設の完成を受け、4月17日から6月16日まで個別埋蔵216体分、共同埋蔵500体分の利用者を募集。これに対し、個別埋蔵132件、共同埋蔵331件の申し込みがあった。うち自分のための生前申し込みは347件で、全体の75%を占めた。

同課は「当初の計画を上回る状況」といい、「子どもがいなかったり、遠くに住んでいたりして、お墓の管理に不安を抱えている」と関心の高さを指摘した。

新墓地は7月3日から利用が始まった。残りは今後募集する予定。

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