2017年07月19日付

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甚大な被害が出た九州北部の後も、県北部などあちこちで豪雨災害が続いている。昨日は新潟県で記録的短時間大雨情報が出て、五泉市などで避難指示が発令された。気象情報で雨雲の動きを見ると、時間雨量50ミリを超える雨雲を示す赤色の連続だ▼九州北部の豪雨は、停滞した梅雨前線に南から温かい湿った空気が大量に流れ込んで積乱雲が次々に発生する「線状降水帯」が原因とされる。発達した雨雲が数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで激しい雨が降り続く▼大雨のニュースなどで「気象庁の解析で1時間に120ミリの猛烈な雨が降った模様…」といった言い回しを聞くことも多くなった。1時間に100ミリという雨は想像を絶する。一帯のすべての大地に10センチの雨が降ったことになる。たちまち道路は冠水し、川は濁流となる。低地では浸水被害が発生するだろう▼岡谷市の湊や川岸地区で土石流災害が起きた2006年7月豪雨からきょうで丸11年。この間に砂防えん堤など防災対策は進んだが、九州北部の災害で、地盤ごと崩れる深層崩壊の脅威を改めて感じた。傾斜地では豪雨への警戒は怠れない▼諏訪・上伊那地方は今月に入って初旬にまとまった雨があったが、その後は降ってもパラパラ程度。梅雨明けはまだ発表されていない。災害を招く豪雨は困るが、蒸し暑さを解消する程度の夕立がほしい―と思うのも人情だ。

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