2017年07月30日付

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近代五輪の第1回アテネ大会(1896年)から五輪で一度も途切れることなく続いている競技はわずか5種目しかない。その一つが、中世の騎士による剣術が原型とされる「フェンシング」。古くからヨーロッパで愛されてきた競技だ▼日本でフェンシングの注目度を高めた立役者といえば、日本協会理事にことし就任した太田雄貴さんだろう。2008年北京五輪の男子フルーレ個人で銀メダルを手にした快挙は記憶に新しい。体格差をものともせず、長身の外国勢に果敢に挑む姿に感動を覚えた▼競技人口も増え、日本の若きフェンサーたちの実力も上がっているという。その若手有望株の一人、箕輪町出身の西藤俊哉選手が、ドイツで先に行われた世界選手権の男子フルーレ個人で見事、銀メダルに輝いた。日本選手のメダル獲得は、太田さん以来だという▼西藤選手の故郷、箕輪町は「フェンシングの町」を標榜し、全国大会も開かれる競技の盛んな土地柄。国際舞台で活躍する先輩の姿は、地元選手にとっても大きな励みになる。8月には太田さんを招いた教室もあるというから、上達を図る絶好の機会になるだろう▼全国の強豪にこれから挑む選手たちもいる。東北などを会場に開いているインターハイのフェンシング団体に、箕輪進修高が男女アベック出場をしている。西藤選手の活躍も力に、来月1日からの試合では精いっぱい戦ってほしい。

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